ドラマ『クジャクのダンス誰が見た』に突如として現れた鳴川徹弁護士(間宮啓行)。
陽気で関西弁をまくしたてる彼の登場は、強烈な印象を残しました。
しかし、彼の目的は一体何なのか?
味方なのか、それとも敵なのか?
本記事では、鳴川の目的と彼の隠された過去について深掘りしていきます。
目次
鳴川弁護士とは何者なのか?
鳴川が初めて登場したのは第6話。彼は心麦(広瀬すず)や松風義輝(松山ケンイチ)と協力する形で姿を見せました。
しかし、その態度は一見味方のように見えつつも、どこか信用ならない部分が多く、
視聴者の間でも「本当に協力者なのか?」という疑念が湧いています。
実は鳴川は元検事。
現在は弁護士として活動しているものの、過去にどのような案件を扱っていたのかは不明な点が多いです。
特に注目すべきは、彼が東賀山事件に関わった可能性があることです。
さらに、彼の苗字が変わっていることから、過去に何かしらの事情があったことが推測されます。
鳴川の目的とは?
彼が登場したタイミングや発言を整理すると、いくつかの目的が考えられます。
1. 東賀山事件の真相を知っているのか?
鳴川は春生(リリー・フランキー)が生前に傍聴していた裁判に関わっていた可能性が高いです。
もし春生が鳴川に接触を試みたとすれば、それは東賀山事件の真相を追求するためだったのではないでしょうか。
鳴川は「春生には会ったことがない」と語っていますが、本当にそうなのかは疑問です。
彼が事件の真相を知っているなら、なぜ隠しているのか?
何かしらの圧力を受けているのか?
それとも、自分自身が関与していたのか?
2. 心麦と松風の動きを探るスパイ?
表向きは協力的な姿勢を見せつつも、松風に対して「どう動くのか聞かせてほしい」と言う鳴川。
この発言は、まるで彼らの動向を探ろうとしているようにも聞こえます。
鳴川が何者かに雇われており、心麦や松風の行動を監視する役割を担っていると考えれば、彼の言動にも納得がいきます。
3. 過去の冤罪に対する贖罪?
もし鳴川が東賀山事件の検察側にいたとすれば、彼は過去の誤った判決に対して贖罪しようとしている可能性もあります。
冤罪事件は多くの人の人生を狂わせるもの。
鳴川自身も、自らが関わった事件に対して責任を感じているのではないでしょうか。
その場合、彼は真実を明かすために動いているのか、
それとも自分のキャリアを守るために証拠を隠滅しようとしているのか。
ここが大きな分岐点になりそうです。
鳴川とカラビナ男の関係
もうひとつ気になるのが、鳴川とリュック姿の「カラビナ男」との関連です。
第6話では、カラビナ男が東賀山事件の隠蔽に関与している伏線が張られています。
そして、その直後に鳴川が登場したことを考えると、2人が何らかの形で繋がっている可能性は十分にあります。
カラビナ男は、阿南検事(瀧内公美)に対して
「友哉が無罪になればお前のキャリアに傷がつく」
と圧力をかけていました。
このことから、彼は検察や警察組織の内部と深く関わっている人物と推測されます。
鳴川がその組織の一員、
もしくは鳴川自身がカラビナ男だったとすれば、彼が動く目的も理解できます。
つまり、彼は心麦や松風の調査を妨害する立場かもしれません。
鳴川の「本当の顔」は?
ここまでの情報を整理すると、鳴川には3つの顔がある可能性があります。
- 正義のために動く者 → 東賀山事件の真相を暴こうとしている。
- スパイとしての役割 → 何者(検察?)かの命令で心麦たちを監視している。
- 鳴川こそがカラビナ男→ 過去の冤罪を隠すために動いている。
どの可能性も捨てがたく、今後のストーリー次第で彼の立場が大きく変わってくるでしょう。
まとめ|鳴川は敵か味方か?
『クジャクのダンス誰が見た』の中で、鳴川徹というキャラクターは非常に曖昧な立場にあります。
一見すると協力者のように振る舞いながらも、その言動にはどこか違和感を覚える部分が多い。
彼は東賀山事件の真相を知っているのか?
それとも、自分の過去を隠すために動いているのか?
または、彼自身も過去の罪を償うために動いているのか?
今後の展開によって、彼の立ち位置が明確になるはずです。
鳴川が本当に心麦や松風の味方なのか、それとも最大の敵なのか。
その真相が明らかになる展開が楽しみです。

