「こんばんは」と「こんばんわ」、どっちが正しいの?と気になったことはありませんか?
SNSやメールで「こんばんわ」と書く人を見かけることもありますが、実はこれ、正式には「こんばんは」が正解なんです。
でも、あえて「こんばんわ」を使う人も多いですよね。
今回は、「こんばんわ」と書く人の特徴や、その背景について詳しく解説していきます!
目次
「こんばんわ」は間違い?それともアリ?
結論から言うと、「こんばんわ」は誤用とされています。
もともと「こんばんは」の「は」は、助詞の「は」のルールに従っているんです。
日本語の文法では「〇〇は~です」となるので、「こんばんは」が正解になります。
でも、「こんばんわ」という書き方が完全に間違っているわけではなく、口語的に広まった形として使われているんです。
例えば、話し言葉で「こんばんは」と言うと、最後が「わ」に聞こえますよね?
そのため、会話のリズムや見た目のかわいさから、カジュアルな場面では「こんばんわ」と書く人もいます。
「こんばんわ」を使うのはどんな人?
1. SNSやLINEでよく使う人
SNSやLINEでは、「こんばんわ」をあえて使うことで親しみやすさを演出する人が多いです。
例えば、友達に「こんばんわ~!今日は楽しかったね!」と送ると、柔らかい雰囲気になりますよね。
「こんばんは」だと少し堅く感じることもあるため、フレンドリーなやり取りでは「こんばんわ」の方がしっくりくると感じる人もいるようです。
また、絵文字や顔文字と一緒に使うことで、よりカジュアルで可愛らしい印象を与えることができます。
2. 昭和・平成世代の影響を受けた人
昭和や平成初期には「こんばんわ」と書く人が今よりも多く、当時の漫画やアニメでもよく見られました。
例えば、人気作品のキャラクターが「こんばんわ!」と挨拶しているシーンを覚えている人もいるかもしれません。
その影響で、「昔からこうだったし、特に違和感はない」と思う人も多いようです。
また、昔の手書きの広告やポスターなどにも「こんばんわ」が使われていたことがあり、その名残で今も使い続けている人がいるのかもしれませんね。
3. かわいらしさを意識する人
「こんばんわ」の「わ」は、見た目や響きが柔らかく、可愛らしい印象を与えます。
そのため、特に女性や若い世代の人が好んで使うことが多いです。
例えば、アイドルや女性のインフルエンサーが「こんばんわ」と投稿すると、親しみやすく優しい雰囲気が伝わります。
ファッション誌やキャラクターの公式SNSでも、あえて「こんばんわ」と表記していることがあり、可愛らしさを演出する一つの表現として定着しているのかもしれません。
「こんばんは」と「こんばんわ」の違いって?
表現 | 正しいor間違い? | 使われる場面 |
---|---|---|
こんばんは | 正しい | フォーマルな場面やビジネスメール、学校の作文など |
こんばんわ | 誤用だけどカジュアルに使われる | SNS、LINE、親しい人との会話 |
「こんばんわ」って使ってもいいの?
「こんばんわ」って使ってもいいの?
フォーマルな場では「こんばんは」を使うのが無難です。
例えば、上司や取引先へのビジネスメールでは、「こんばんわ」と書くと誤った日本語と受け取られる可能性が高いため、「こんばんは」と正しく書いた方がよいでしょう。
また、学校のレポートや公式な文書でも、「こんばんは」を使うのが適切です。
一方、SNSやLINEなどのカジュアルなやり取りでは、「こんばんわ」を使う人も多いです。
例えば、友達とのグループチャットで「こんばんわ~!今日のドラマ見た?」と送ると、フレンドリーで親しみやすい印象を与えます。
「わ」の柔らかい響きが、軽いノリや可愛らしさを演出することもあります。
ただし、日本語としては誤用なので、相手によっては「間違っている」と思われる可能性もあります。
たとえば、国語に厳しい先生や言葉遣いを気にする相手に「こんばんわ」と送ると、「それ、間違ってるよ」と指摘されるかもしれません。
フォーマルな場では「こんばんは」、カジュアルな場では「こんばんわ」でもOKと考えるのがベストです。
状況に応じて使い分けることで、違和感なく自然なコミュニケーションができます!
まとめ
- 「こんばんは」が正しい日本語だけど、「こんばんわ」もカジュアルな場面では使われることがある
- SNSやLINEでは、親しみやすさを出すために「こんばんわ」を使う人が多い
- 仕事やフォーマルな場面では「こんばんは」を使うのがマナー
言葉は時代とともに変化するもの。
「こんばんわ」は正式な表記ではありませんが、SNSやLINEなどカジュアルな場面では親しみやすさを出すために使われることが多いです。
特に、昭和・平成世代の影響を受けた人や、柔らかく可愛らしい雰囲気を演出したい人に好まれる傾向があります。
ただし、ビジネスメールやフォーマルな場面では「こんばんは」を使うのが無難です。
相手や状況に応じて使い分けることで、違和感なく自然なコミュニケーションができます。
場面ごとの適切な使い方を意識しながら、言葉のニュアンスを楽しんでみましょう!